読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

キネマ旬報ベストテン 2016 の表彰式が2月13日開催されました。二宮和也&深津絵里 キネ旬主演賞授賞です!

映画祭

f:id:sakuraa0001:20160214223645p:plain

 

2015年 第89回キネマ旬報ベスト・テン表彰式

第1位映画鑑賞会および表彰式が、2016年2月13日(土)、
東京・文京シビックホールにて受賞者を招いて開催されました。

 

 

 

 

各賞は次のとおりです。

 

日本映画部門では「恋人たち」、外国映画部門では
マッドマックス 怒りのデス・ロード」が多くの票を集め、
見事1位作品に選出されました。


個人賞は主演女優賞に深津絵里さん、主演男優賞二宮和也さん
をはじめ、各作品でとても印象に残る役を演じられた方々が
受賞されました。

 

2015年 第89回キネマ旬報ベスト・テン 

【個人賞】

日本映画監督賞  橋口亮輔 「恋人たち」

日本映画脚本賞  橋口亮輔 「恋人たち」

主演女優賞  深津絵里 「岸辺の旅」「寄生獣 完結編」

主演男優賞  二宮和也 「母と暮せば」

助演女優賞  黒木華 「母と暮せば」「幕が上がる」「ソロモンの偽証 前篇・事件/           後篇・裁判」

助演男優賞  本木雅弘 「日本のいちばん長い日」「天空の蜂」

新人女優賞  広瀬すず海街diary

新人男優賞  篠原篤 「恋人たち」

外国映画監督賞  ジョージ・ミラー 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

 

【作品賞】

日本映画ベスト・テン第1位

「恋人たち」(監督/橋口亮輔 配給/松竹ブロードキャスティング、アーク・フィル       ムズ)

外国映画ベスト・テン第1位

マッドマックス 怒りのデス・ロード」(監督/ジョージ・ミラー 配給/ワーナー・                   ブラザース映画)

文化映画ベスト・テン第1位

「沖縄 うりずんの雨」(監督/ジャン・ユンカーマン 製作・配給/シグロ)

 


【読者選出日本映画監督賞】
  是枝裕和

 

【読者選出外国映画監督賞】
  デイミアン・チャゼル

 

 キネマ旬報読者賞
川本三郎『映画を見ればわかること』

 

 

【2015年 第89回日本映画ベスト・テン】

 1位 恋人たち

 2位 野火

 3位 ハッピーアワー

 4位 海街diary

 5位 岸辺の旅

 6位 GONIN サーガ

 7位 この国の空

 8位 ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判

 9位 母と暮せば

10位 きみはいい子

10位 ローリング

(次点:「駆込み女と駆出し男」「バクマン。」)

*10位は2作品同点となります。

*10位が2作品のため、次点は12位となります。

 
【2015年 第89回外国映画ベスト・テン】

  1位 マッドマックス 怒りのデス・ロード

  2位 アメリカン・スナイパー

  3位 アンジェリカの微笑み

  4位 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

  5位 黒衣の刺客

  6位 神々のたそがれ

  7位 セッション

  8位 雪の轍

  9位 インヒアレント・ヴァイス

10位 おみおくりの作法

(次点:「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」)

 

【2015年 第89回文化映画ベスト・テン】

1位 沖縄 うりずんの雨

2位 戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)

3位 瀬戸黒 ―加藤孝造のわざ―

4位 “記憶”と生きる

5位 芭蕉布 ―平良敏子のわざ―

6位 福島 生きものの記録 シリーズ3 ~拡散~

7位 生命の誕生 ~絶滅危惧種日本メダカの発生~

7位 放射線を浴びたX年後2

9位 日本と原発

9位 みんなの学校

(次点:「首相官邸の前で」)

*7位、9位は2作品同点となります。

 

 

会場の模様をお伝えします。

 

f:id:sakuraa0001:20160214231042j:plain f:id:sakuraa0001:20160214231419j:plainf:id:sakuraa0001:20160214230713j:plain

 

 

 

f:id:sakuraa0001:20160214232640j:plain

 

主演男優賞  二宮和也さん

山田洋次、監督の「母と暮せば」に主演した二宮和也さんは
深くお辞儀をして「ありがとうございます」と一言。

 

さらに1月8日に自身も映画館で同作を鑑賞したとのことで、
「ちょうどサービスデーだったので1100円で観れてしまったんですが……
すごくいい映画でした(笑)」と観客を笑わせていました。

 

「自分がこの作品に出るということは、日頃僕のことを応援してくださっている若い方々に、戦争というものを改めて学んでいただくきっかけになれば、という責務がともないました。それが少しでも果たせたのではないかなと思います。これからも、この賞に恥じることのないよう精進していければと思っております」と心境を語った。

 

司会者から、主演男優賞受賞にあたっての嵐のメンバーの反応を尋ねられると「今日の朝もちょうど4人と一緒だったんですが、『今から授賞式に行って来る』と言ったら、みんな『おめでとう』『いってらっしゃい』と言ってくれた。でも、みんなけっこうクールでしたね。僕が一番喜んでいたというか……」と話し、笑いを誘います。

 

また「母と暮せば」で共演した吉永小百合さんについては「現場のすべての人たちに優しく接している姿は意外というか……テレビで観るイメージをはるかに超越していました。どんな人にも同じ対応をなさっている懐の広さには驚きました」と尊敬の意を示しました。

 

 

主演女優賞を受賞した深津絵里さんの登壇です!

 

f:id:sakuraa0001:20160214232142j:plain

 

『岸辺の旅』『寄生獣 完結編』で主演女優賞を受賞した深津さんは、

「このような素晴らしい賞に値するお芝居ができたかどうかは疑問

ではありますが(笑)、この二つの作品に出会わなければ、この賞

を手にすることはなかったと思っています」

と謙遜しながらも感無量の様子。

 

監督、スタッフに心を込めて感謝を述べる中、『岸辺の旅』で夫婦役

を演じた浅野忠信にはとくに熱い思いがこみ上げてきたようで、

「浅野さんがいなければ、あのような空気感や繊細な表現には

繫がらなかった」と称賛の言葉を贈りました。

 

 

監督賞と脚本賞を受賞した橋口亮輔監督

 

f:id:sakuraa0001:20160214235221j:plain


「恋人たち」で日本映画ベスト・テン第1位に輝き、監督賞と脚本賞を受賞した橋口亮輔監督は、苦境時代を支えたプロデューサーへの感謝や、無名の俳優たちの今後の活躍を願いながら「みんな雀の涙のようなギャラでやってくれた。

でも、スタッフたちは献身してくれた」と感謝の言葉を述べました。

 

 

助演男優賞を受賞した本木雅弘さん

 

f:id:sakuraa0001:20160215000447j:plain

 

『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』で助演男優賞を受賞した本木雅弘さんは「橋口監督のお話を聞いて、映画は身を切るような思いで制作されているのがわかります。

私は恵まれている。用意された舞台にやってきて、与えられた時間で勝負
するという短い苦しみで済んでいますが、大勢の方の力を借りていると改
めて実感しました。」

「50年後、皆さんの間で本木も100歳だなって思い出してもらうことがあるとすれば、私のように、かつてのすばらしい俳優に憧れる気持ちを抱いてくれる役者がいてくれたら、そういう方のために残せる作品に1本でも参加したい」と気持ちを込めたスピーチで沸かせました。

 

 

新人男優賞を受賞した篠原篤 さん

 

f:id:sakuraa0001:20160215001549j:plain

 

「恋人たち」で新人男優賞に輝いた篠原さんは、受賞にあたって

「新人賞をいただいたのですが、先日33歳になりまして……」
と申し訳なさそうに口を開きました。

 

「お芝居の才能が何ひとつないなと思いながら必死に20代を過ごし、

30歳まではやれることをがんばろうと思いましたがなかなかチャンス

がなく、俳優をやめる才能すらなかった」と自分の俳優人生を振り返り、

「このアツシという役を演じることを、僕以上に信じてくださった

橋口監督。たくさんの力を与えてくださり、ありがとうございました」と心からのお礼を述べました。

 

篠原さんいわく、クライマックスシーンの撮影には前日からセットに寝泊まりして挑んだといいいます。しかしなかなかうまく行かず、あきらめかけた最後のテイクでOKが出たときには、橋口監督が泣きながら彼を抱きしめたというエピソードが披露されました。

 

ここで後方からスピーチを見守っていた橋口監督が再び前へ進み出て、そのシーンを「リハーサルの段階から何度やってもできなくて。うまくやろうとしなくていい、観た人が『主演の無名俳優が下手くそだったけど、最後泣いちゃったよね』って言ってくれればこの映画は成功なんだ、と言い聞かせた。彼に求めたのはただ泣いて、ただ怒るという感情だけ」と振り返る。そして篠原の受賞を改めて「おめでとう!」と祝福しました。

 

 
新人女優賞を受賞した広瀬すずさん

 

f:id:sakuraa0001:20160215001513j:plain


海街diary」で新人女優賞に輝いた広瀬すずさんは、

「まだ、すごく不思議な感覚です。日々『海街diary』という映画への思いが強くなって、監督やお姉ちゃんたちに出会えたことが自分にとって大きかったんだなと思っています」と、是枝裕和監督や姉を演じた綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さんへ感謝を表しました。

 

「これからも、もっともっといろんな映画に染まれるように、そしてこういった舞台にまた戻ってこれるように、お姉ちゃんたちの背中を見ながらがんば ります」と抱負を語りました。

 

 

 

 「恋人たち」(橋口監督) が映画祭の各賞総なめです。

 

f:id:sakuraa0001:20160215100904j:plain

「恋人たち」 オフィシャル・サイト

 
橋梁点検の仕事をしているアツシ(篠原篤)には、愛する妻を通り魔殺人事件

で亡くしたつらい過去があった。自分に関心がない夫と考え方が違う姑と生活

している瞳子(成嶋瞳子)は、パートの取引先の男と親しくなったことから平凡

な日常が変わっていく。エリート弁護士の四ノ宮(池田良)は友人にひそかな

思いを寄せていたが、ある日、誤解が生じてしまい……。

 

通り魔に妻を殺された男、突然現れた男に身を委ねる主婦、

親友への思い断ち難くもんもんとした日々を送る同性愛者の弁護士…。

ひたむきに生きる3人を描いた人間ドラマです。

 

 

 
第89回キネマ旬報ベスト・テン 

日本映画ベスト・テン 第1位
新人男優賞(篠原篤)
監督賞(橋口亮輔
脚本賞(橋口亮輔

 

第70回毎日映画コンクール 

日本映画大賞
録音賞(小川武

 

第37回ヨコハマ映画祭

日本映画ベスト・テン 第2位
監督賞(橋口亮輔
助演男優賞(光石研

 

第30回高崎映画祭

最優秀監督賞(橋口亮輔)     
最優秀助演男優賞(黒田大輔)  
優秀新進俳優賞(篠原篤)     
優秀新進俳優賞(成嶋瞳子)    
優秀新進俳優賞(池田良

 

第39回日本アカデミー賞

新人俳優賞(篠原篤)

 

第58回ブルーリボン賞  

監督賞(橋口亮輔

橋口監督の受賞コメント
不条理な現代で必死に生きる男女を描いた「恋人たち」で監督賞
に輝いた橋口亮輔監督は、客席にいた主演の篠原篤、成嶋瞳子
池田良を紹介。

無名だった3人をオーディションで起用したことから
「次は上がれるように頑張って!」とエール。

自身についても「仕事のできる40代を無駄に過ごしたので、
50代はできるだけいっぱい何でも撮りたい」と意気込んだ。

 

映画ファンならば必見の作品ではないでしょうか。

・新宿ピカデリー

・愛知シネマスコーレ

・大阪  十三シアターセブン、布施ラインシネマ、109シネマズ箕面

北海道、宮城、山形、神奈川、埼玉、栃木、新潟、長野、
和歌山、広島、山口、佐賀、大分

上記の映画館で 2月19日(金) まで上映しています。