東京・銀座に鉄道模型店の「ポポンデッタ」 がバーをオープン!利用客はどんな層?
鉄道模型店が銀座でバーを経営する理由
鉄道模型店のポポンデッタが銀座でバーを経営する理由は、
マニア向けと思われがちな鉄道模型を、もっと多くの人に
楽しんでもらえるような場を提供するためです。
飲食店なら、通常の模型店よりも入店のハードルを下げられますね。
すでに、鉄道ジオラマを見ながら食事ができる鉄道カフェを3店舗
展開していて、ファミリー層を中心に人気を集めているそうです。
次は、大人向けにも鉄道模型を楽しんでもらえる場をと構想を
温めていた矢先、銀座で別の会社が経営していた鉄道バーが
閉店するため、店を引き継がないかという話が舞い込んできました。
世界の一流ブランドの店が立ち並ぶ銀座という街自体には、情報発信力
があり、この街に出店することで、大人の人々に鉄道模型の楽しさ、
魅力を発信していけると考えました。
バー内を8種類の鉄道模型が常時走行
JR新橋駅の銀座口改札を抜けて徒歩4分。銀座の街なかにあるビルの8階に、
「バー銀座ChouChouPOPON」はあります。
店内の照明は抑えめで、落ち着いた雰囲気です。
レジ付近およびL字型のカウンターテーブルの奥には、「昭和の銀座」や
「地方都市」など4テーマのジオラマがあり、その中を北海道新幹線
「はやぶさ」、寝台特急「北斗星」といった鉄道模型が行き交っています。
カウンターのどこに座っても、違った眺めが楽しめる趣向になっていて
カウンター席の向こうにあるテーブル席の後方にも、壁に投影された夜空の
星々の下を鉄道模型が走るジオラマを配置。
レールの長さは合計で105m、鉄道模型は8種類を常時走行させ、種類は
定期的に入れ替える予定です。
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鉄道エンターテインメントバーとして
バー「銀座 ChouChouPOPON」の店内を走る鉄道模型
鉄道エンターテインメントバーらしく、1日に2~3回の割合で、スタッフが
「トレインナビゲーター」として、走行している鉄道模型の紹介と鉄道に
まつわる朗読劇も行います。
トレインナビゲーターは、声優やナレーターといった声の仕事に携わる
人材が担当。朗読劇のシナリオも放送作家に依頼しています。
メニューでは、各種カクテルやワインなどのドリンクや軽食に加え、
辛口のジンにキュラソーを加えた「北斗星~24系25型~」など、
オリジナルの鉄道カクテルも用意しています。
銀座から鉄道模型の楽しさと魅力を情報発信
目指すは「鉄道をテーマにした銀座の夜の社交場」です。店内の照明は
ムードを重視して暗めに設定、ジオラマもよりリアルな格好よさを追求
するなど、大人の雰囲気を演出。
一方、あくまでも鉄道の楽しさを伝えるための場と位置づけ、鉄道模型
の販売は行いません。
開店前の宣伝は鉄道模型ファン対象に行っていましたが、いざフタを
開けると、来店客の約7割を非鉄道模型ファンが占めました。
ポポンデッタでは、サービスの質をさらに高めるよう力を注ぐとともに、
エンターテインメント企画のノウハウを他の店にも応用したい考えです。
加えて、同店のような大人向けバーの新たな進出先についても検討中
としています。
店内の素敵な雰囲気が伝わってきますね。
ここで、鉄道ジオラマを見ながら鉄道模型の紹介と
鉄道にまつわる朗読劇を鑑賞できたら、鉄道模型の
ファンになってしまいそうです。
場所が銀座というのもいいですね~。